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時計の読み方の教え方:子どもがつまずく所と、家でできる5つのステップ

時計は「短い針で何時、長い針で何分」と分かれば読めそうに見えますが、子どもにとっては、針が2本あること、数字の「1」が「5分」を表すこと、短い針が数字と数字のあいだにあること、と分かりにくい所がいくつも重なっています。ひとつずつ順番に進めると、どこでつまずいているかも見えやすくなります。

小学校では いつ習う?

小学校の算数では、1年生で時計の読み方(何時・何時半・何時何分)を、2年生で時間の単位(1日=24時間、1時間=60分)と午前・午後を、3年生で「○分後の時刻」「何分間」のような時刻と時間の計算と、秒を学びます。

入学前に「何時」「何時半」まで読めていると、1年生の授業で戸惑いにくくなります。学校で習ったあとも、家で少しずつ読む機会があると、復習になります。

ステップ1:短い針と長い針の役目を分ける

はじめに「短い針は『何時』、長い針は『何分』」と、役目を1つずつ覚えます。2本の針の色が分かれている時計だと、見分ける手がかりになります。とけいクイズでは、短い針をオレンジ、長い針を青で表しています。

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短い針(オレンジ)が3、長い針(青)が12で「3時」

ステップ2:「ちょうど」の時刻(○時)

長い針が真上の12をさしているときは「ちょうど」。短い針がさす数字が、そのまま「何時」です。朝ごはんの7時、寝る時刻の8時など、毎日の生活の時刻から始めると、とっかかりにしやすいです。

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7時
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12時
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9時

ステップ3:「○時半」と、短い針が数字のあいだにあるとき

長い針が真下の6をさしていたら「半」(30分)です。このとき短い針は、数字と数字の まんなかにあります。ここで迷いやすいのが「8と9のどっち?」。短い針は「通りすぎた数字」を読むと教えます。時計の針は右回りに進むので、8を通りすぎて9に向かっている途中なら「8時半」です。

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8時半(8を通りすぎた所)
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2時半

ステップ4:5分ごと(長い針の数字×5)

長い針がさす数字に5をかけると「何分」になります。1なら5分、2なら10分、3なら15分。かけ算(九九)は2年生で習うので、1年生には「5、10、15、20…」と数字を順に指さしながら数えさせます。時計の外がわに、5・10・15…と小さく書いた紙をはっておくのも、ひとつの方法です。

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4時15分(長い針が3)
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10時40分(長い針が8)

長い針の数字と「分」の対応は何時何分の練習問題のページに表があります。

ステップ5:1分ごと(小さな目もりを数える)

5分ごとが読めるようになったら、数字と数字のあいだの小さな目もりを数えます。1目もりが1分です。0から数えると時間がかかるので、長い針の手前の数字(5分ごとの所)から数えるのがコツです。たとえば長い針が4の2つ先なら、「20分、21、22」で22分です。

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7時22分
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11時58分

よくあるつまずきと、その直し方

  • 「2時50分」を「3時50分」と読む:短い針が3にかなり近いので、3時と読んでしまいやすい時刻です。ステップ3の「通りすぎた数字を読む」に戻り、「まだ3は通りすぎていないね」と確かめます。
  • 長い針の数字をそのまま「分」にする:長い針が4なら「4分」と読んでしまうまちがいです。「長い針は5、10、15と数える」をくり返します。
  • 短い針と長い針を取りちがえる:4時15分の時計を、長い針の3を「3時」、短い針の4を「20分」と読んで「3時20分」としてしまうまちがいです。「短いほうから読む」と順番を決め、2本の長さを指でなぞって確かめます。
  • 「9時45分」など、45分すぎの時刻:短い針がもう次の数字(10)の近くにあるので、10時と読みがちです。2時50分と同じく「通りすぎた数字」で確かめます。

家で続けるためのコツ

  • 見やすいアナログ時計を、子どもの目の高さに1つ置く。
  • 「7時になったら朝ごはん」のように、生活の時刻と結びつけて声をかける。
  • 「いま何時?」を1日1回だけ聞く。何度も聞くと、テストのように感じてしまうかもしれません。
  • まちがえたら、すぐ答えを言わずに「短い針はどの数字を通りすぎた?」と、手順に戻るヒントを出す。
  • 読めたら、デジタル表示(7:30)と見くらべて、同じ時刻だと確かめる。

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